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54歳の反抗期

春のイメージ

こんにちは、お元気ですか?あやのはるかです。1週間ほど前から近所の桜の花が咲き始め、今はもう満開です。

まだ2月の半ばだというのに梅ではなく桜が開花するなんて、異常なほどの暖冬ですね。暦の上では立春を過ぎているので暖冬というのはおかしいのかもしれませんが、縮み上がるほどの寒い日についての記憶がこの冬にはなかった気がします。

慣習に、少し逆らってみる

さて、私が勤めている会社では、季節に関わらず人の出入りが一年の間に何度かあり、従業員が会社を退職するときは、正規雇用・派遣契約を問わず有志から300~500円を募り記念品を渡すという慣習があります。

従業員の親族に不幸があった時も、有志からいくらかを募りお香典として渡しています。香典は退職時よりも少し多めの金額で募っています。

このような慣習はきっと多くの会社にあるもの。私がこれまで働いてきたほとんどの会社で存在していように思います。あなたがお勤めの会社にもあるのではないでしょうか。

日頃、何らかの形で周囲の人たちからお世話になっていることに対して、感謝の気持ちを返す機会として素敵だなと思う反面、腑に落ちない時があったりもします。

慣習が悪いとか、お金を払いたくないとか、面倒だ・・というわけではないのですが、2020年からは賛同することをやめてみようかなと考えました。

感謝の気持ちの行先を、別のところへ

理由は、これまで当たり前かなと思っていたことを少し疑ってみよう、小さなことから少し変えてみようかな、と思ったからなのです。

送別や香典については有志でよいという事なので必ずしも賛同をしなくてもよいはず。とはいえ、ほとんど100%の人が疑いなく賛同しています。

周りがやっていることと真逆の事をすれば、組織の中では変人扱いされたりケチだと思われる。それが嫌なので同じようにしてきました。けれど、なんだか自分をごまかしているようで嫌だなと。

50代からの人生は、少しずつ手放していく時間だと考えています。

ということで、2020年からは、有志として賛同する代わりに、同額をどこかへ寄付することに決めました。寄付が出来ない時は、神社へお参りに行った時にお賽銭しよう。

先日早速、通勤時の車窓からいつも見えて気になっていた神社へ行き、お賽銭箱へそっと入れてお参りもしてきました。

お付き合いも大切だけど、心に芽生えた違和感を溜めずに手放していこう。仕事も、結果が同じなのであれば自分が納得してやりたい方法ですすめたり、意思表示もはっきりしよう。

もし、それで居心地が悪くなるのなら、ここは私の居場所ではない。

54歳になった私の小さな反抗期は、これからの人生にプラスになるだろう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

あやのはるか

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