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節目には「大切なこと」に意識を向ける時間に充てたい

こんにちは。あやのはるかです。

先日、母の誕生日に合わせて休暇を取り、一泊で大阪に帰省しました。

Photo by Xueliang Chen on Unsplash

小さくなった母

今年78歳になった母ですが、5年前に胃がんの手術をしてから、急に痩せて小さくなってしまいました。食も信じられないくらい細くなりました。

とはいえ、昨年に比べると元気そうな様子。

できるだけ母の希望に沿った食事ができる店を探し、少し贅沢な和定食のランチでささやかなお祝いをしました。

「術後に比べると、随分と食べられるようになったんだよ。」

母はそう言いますが、半分程度残してしまった食事を見ていると以前のように食事を楽しむことはもうできないのかなと、少し悲しくなりました。

食事の後は、百貨店内をゆっくり見て回りました。

たまたま開かれていた画家さんや写真家さんの展示会をのぞいてみたり、文房具コーナーに立ち寄りお気に入りの物を探したり、喫茶店でデザートを頂いたりと、数時間でしたが2人で存分に楽しむことが出来て良かったです。

人生の時間=元気な時間とは違う

人生100年時代になっとはいえ、70歳を超えてから100歳までの間に大きな病気にかかることなく、事故に遭うこともなく、加齢による運動能力低下に逆らって元気で過ごすことができる時間はあまりないように感じます。

母が100歳まで元気で生きることができたとする、私が毎月帰省して、1日を一緒に過ごすことを22年間続けたと仮定すれば、母と過ごせる日々はは264日ある計算になります。

でも実際は、毎月帰省することは無理だし、私自身が22年間帰省できる状態でいられるかどうかは分からない。

母もこれから身体が不自由になったり自由に意思疎通が出来なくなる日が早く来てしまうかもしれない。

帰省した1日を丸々母と過ごせる時間に充てることができるわけではなく、数時間だとしたら、264日どころか正味数日かもしれない。

そんなことを考えると、先日母と過ごすことができた数時間はとても貴重で大切な時間だったのだなと。

私にとって、「大切な事」とは?

過ぎてしまった時間はもう取り戻せないし、これを書いているうちにも1秒、1分、1時間と、着実に人生の時間は減っていく。

なので、これから何のために何に時間を使うかということは本当に大切だなと改めて思いました。

明日から7月。2019年はちょうど半分が過ぎました。

この半年間、大切な事に使うことが出来た時間はどのくらいだっただろうか?ちゃんと棚卸をして、「大切な事」に意識を向ける休日を過ごしたいです。

今の自分にとって大切な事とは? 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

あやのはるか

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